好きなものを共感してもらえないって、ちょっと悲しい
夫はお酒を呑まない。
仕事の飲み会の時は最初の1杯くらいは飲むけれど、それ以外の場で呑むことは無い。
一方私は、呑むのは好き。
味も好きだけど、ほろ酔い気分を味わうのは嫌いではない。…いやむしろ好き。
少し前、夕食の場で、私が缶チューハイを呑んでいたら、19歳の娘が、「ちょっと飲んでみたい~!」と言い始め、あと2ヶ月で20歳になるしちょっと味見程度なら…と、グラスを渡そうとした時、斜め前にいた夫が無言で私を睨んできた。それも結構シビアな睨み具合!
(「オマエガノンデルカラ ムスメガキョウミモッタジャナイカ…!」という目線。)
これに似たようなことはこれまでも時々あって…。
夫は私がお酒を飲むことを結構嫌がる。
外食で私がビールを注文すると大体「え~~~。」とか「またぁっ?」とか言う。
家でビールを飲み始めた時、何気なく「パパも呑む?」と、言うと「いらんて。(イラッ)」とキツいひと言がかえってくる。
お酒を呑む時はいつも夫の顔色が気になる。
最近では、大体嫌がっているのわかるから、気にせず呑むようになってきたけれど、先述のようにものすごい目付きで睨まれると、ちょっと悲しい。
お酒が好きな私の気持ち、認めてほしいな…。
お酒好きな人の人権を守ろうー!
…なんて、心の中でつぶやいてみるのだが。
一方、こんなこともあった。
娘が声優のアイドルにハマっている時、最初の頃はどうしてもそれが嫌で、「歌が上手いわけでも顔がいい訳でもないのに…、声優は声優でしょ?どこがいいの?!」とよく罵って娘とケンカになっていた。
その後、何がきっかけだったか忘れたけど、娘に「ママって否定ばかり。好きなものをそんなふうに言われたら誰だって嫌だよ。」
と言われたことから、はたと気が付き、
「そうか~。人って好きなものを罵られると嫌な気分になるなぁ…。そうだな。」
と思い、その頃から子どもたちの好きなことに付き合うようになった。
(今ごろ?って感じでしょうが…。)
認めようって思ってあらためて見直してみると、意外と少しずつ興味が湧いてくる。
だんだん私も変わってきて、今ではアニメを見ていると、娘と一緒に「この声は○○でしょ?」という共通の話題ができるようになったり、
息子のスマホをイヤホンを1つずつ付けて一緒にホラゲーを見てキャーキャー言ったりしている。(最近見た「ぴえん」にちょっとハマった。)
人が好きなものは認めてあげなきゃね。
あ、そういえば夫は、呑みもしないのに私をワイナリーに連れて行ってくれたり、山梨のワインを時々買ってきてくれたりする…。
やさしいなぁ。
山梨のマルス穂坂ワイナリーに、営業時間終了間際に滑り込みセーフで入って3本購入したワインのうちの最後の一つ。
どれも美味しいワインだったなぁ…。
爽やかでフルーティーでコクもあってほんのり酵母のような匂いもする。
好きなタイプ。