ムキーッ!ってなって、ひと晩考えたこと
緊急事態宣言が解除され、いよいよ仕事が戻ってきました。再開に向けて、「新しい生活様式」に基づいてさまざまな対応を考えて整えていかなければならないのが私のお仕事…。
ここ数日は目が回るような忙しさ。
そんな時、同僚にひとつお願いしたいことがあり軽い気持ちで頼んだけれど、
「それ、あなたがやればいいじゃないですか。」
と言われた。
何も考えず「いいですよ。」と言ってくれるとばかり思っていた私は、マンガだったら口をあんぐりと開け、目を見開き、右上に大きなビックリマークがついていたんじゃないかと思う…。
えええ!!こっちはこんなに忙しいってこと、わからないのかな??みんなが少しづつ協力するってのが社会の常識なんじゃないのっ!!
………しばらく、なんと言ったらいいのか分からず茫然としていたら、近くにいた別の同僚が、「さあさあ、僕も一緒にやるから大丈夫ですよ、やりましょうやりましょう」…と、その人に言いながらどこかへ連れていってくれた…。
アラフィフおばちゃんはその数秒の間、考えていた。(この人には、「そんなんじゃダメだよ、みんなで協力してやっていかなきゃ」と言って、若手を育てたほうがいいのかな、いやいや、「じゃあ私がやるからいいわ。」と軽く流した方がいいのかな…)と、0.00秒の間に考えていたのだけど、答えを出す前にその、別の同僚がその場を解決してくれた。
家に帰ってからもその衝撃的な出来事は頭から離れず、ずっと考えていた。
確かに私は「あ~忙しい忙しいっ!!私がこの中で1番今、忙しいんじゃない?!」ぐらいの気持ちでバタバタしていた。当然みんなが協力してくれると思っていた。
だけど違うってことなんだよね。
新しい生活様式なんて、やりたくない、大変だ、仕事が増えて嫌だ、仕事増やしたくない…って思っている人もいるってことなのよね。
そしてもしかしたら、その人も私みたいにいっぱいいっぱいになっていて余裕がなかったのかも…。
その時頭に浮かんだのが、私が尊敬する先輩の笑顔。その人はいつでも、本当~にいつでも!笑顔を絶やさない人…。
こういう時こそ笑顔でいなければ!
笑顔が大事だ~っ!
…と、菩薩のような心持ちで、今朝、出勤したのだけれど。
…半日くらいはもったかな。
はいっ!
ちょうど去年の今頃の北海道の洞爺湖の景色です。
ずっと、こんな穏やかで澄み切った心でいられたらいいのになぁ…。